デザインと暮らしの芽。

株式会社ユーイングと一緒に商品開発に一昨年の春に発売された水耕栽培器「GreenFarm」日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)が主催する第16回JIDAデザインミュージアムセレクションに選定されました。
写真はクライアントに届いた表彰状とトロフィー。何歳になってもこうやって表彰してもらえるのはうれしいものですし、賞がとても立派な物ですのでなおさらうれしいです。さて、表彰状にはこうあります。
「審査において、永久保存すべき優れたものと認められたので、ここにJIDAデザインミュージアムセレクション対象品として選定致します。」
永久保存されるのは初めての経験ですが、こうやってクライアントと共に創り上げた物が後世に残っていくのはとてもいい事なのではないでしょうか。私はデザインを通じて企業と社会の親和性を高める事をしていきたいと考えており、その一つの結果になったと思います。
何よりクライアントの社員の皆さんに「自分の会社はデザインに力を入れている」という認識を持ってもらえ、そこから企画、設計、営業、業務に至るまでそれが浸透する事が望む事でした。そこに一つ貢献できたのならこの賞にさらに意味が付加されます。一つ芽吹いたのかも知れません。
暮らしにデザインの考え方を取り込む、「デザイン思考(Design Thinking)」の時代といわれていますが、まだまだデザインという言葉は市民権を得ているとは思えません。こういった事で少しづつ成果を上げていく事でクライアントひいてはお客様を含む社会全体をデザインで豊かになればいいなと思い、これからも精進致します。