半身入る。

一歩中に踏み込んでデザインを考える事が肝要だと思うわけです。
デザインは要件との闘いだと思いますが、依頼書に無い要件も実は多々あるわけでそこまでしっかりと理解をしておかないと結果いいデザインができない事があります。間合いや行間や表紙を読むようなそういった部分にこそ案外重要な事が潜んでいます。
私はクライアントとの距離感を大切にしています。ある程度近くなければ感じる事のできない様々な要素があり、それらもしっかりと活かしていく必要があると考えるからです。そしておおよその契約は期間契約を結ばせて頂いています。半身社員になったようなつもりでやらなければ今は見極める事ができないからです。
私は外部デザイナーというポジションながら内部の重要なポジションを任されています。中を見ずに外から言うだけではいい方向への改革は難しいと思いますし、企業にはカラーがあります。そのカラーを活かすか、あるいは変えていくかは外側にいるだけではわからないものです。だから私は間合いを詰めます。逆に傍に迎えて頂ける場合もあります。それはいい関係性だと思いますし、コンビネーションが新しいシナジーを生むことも多々あります。
そうしてある時はメーカーのオフィス内に個室を設けて頂き、そのメーカーのプロジェクトはそこでスタッフと一緒に執り行う事ができる環境を整備して頂いたりもします。そのサテライトオフィス内からの投稿。