理由の可視化。

三栄水栓製作所60周年を記念したのチャリティ企画[60th with 60 design]に参加させて頂きデザインした[CONTOUR(等高線)]の紹介ページができていました。
空間デザイナーの森田恭通さんがデザインしたSUTTOという水栓シリーズがあり、そのレバーハンドルをチャリティの企画に沿うグラフィックデザインを行うという企画でした。売上の一部を米国のチャリティウォーター社(寄付金を募りアフリカにきれいな井戸を掘るプロジェクト)に寄付するという意義に賛同し参加する事に。
現代社会で当たり前に使っている水というのは、どこかで湧きそれを利用させてもらっています。私が住んでいる関西圏では琵琶湖に貯水された水を生活用水に浄水し使っており、日本の資源の中でもっとも恵まれた物なのではないかと思っています。
そういった恩恵は文明が発達する事により意識が薄くなり、いつしか当たり前になったように思います。そういう事を再び意識づけてもらうために、湧水の名山の等高線を可視化する事でそれをメッセージとして伝えることはできないかと考えました。
デザインはイメージを作る仕事だと思いますが、それによって理由が理解できるという素晴らしい働きをする事も事実です。理由を可視化し、半ば強制的にそれをユーザーに理解してもらう。それもデザインの責務ではないかと思いました。
CONTOUR
http://www.san-ei-web.co.jp/60design/p116.html
http://kairi-eguchi.com/project/contour