次世代へ紡ぐ絲

5/13(金)にデザイン・クリエイティブ・センター神戸(通称KIITO)で開催された「キイトナイトVOL.11」に、デザインリサーチャー久慈さんと登壇しました。

普段はあまり公演などしないのですが、ひとつ前のブログにもあったようにサローネ出展に対しての一つの区切りを終えた事により、得た事を次に繋いでいくべきだと考え、また久慈さんからもそのような意志でのお誘いを受けたためトークショーをお請けしました。

34歳で若手意識を捨ててから早二年になろうとしています。正直中堅としての自覚はまだ芽生えませんし、いつまでもチャレンジャーでいたいですが、そうは言いながらも過去三度サテリテに挑戦できた人は相当少ないと思います。だからこの経験というか体験は非常に価値あるものに違いない。

特にこれから僕たちが踏みつけた轍をたどる未来の人たちにとってはそれは羅針盤のように欠かせない物だと思う。何が成功するかなんてのがわかっていたらそれはとても簡単でとても面白くない物です。冒険して探して見つけた物が宝物になって糧になるし、簡単に得られた物は簡単に失います。それは本物ではない。15年前に比べればサテリテに出る事は非常に敷居が下がっているかも知れません。方法論はすでに暴かれているのだからそれは簡単な事だと思います。

だけど可能性を少しでも高く、何かを遠くへ飛ばそうと思うと必要な物は経験だったり体験の「談」です。中堅でデザインの世界をどんどん前に推し進めているような崇高なレベルにはまだまだ到達できませんが、今の自分のすべきことはその「談」によって紡いだ糸を次世代へと繋いでいく事なのかなと思う。そういう場をKIITOという由緒ある場でさせて頂けた事は結びとしてはとても良い気がしました。

トークの内容は、僕がサテリテとは何かを話して、またその裏側について話して、あとは久慈さんの録画モンのかなり深いリサーチの内容でした。正直僕がずっと聞いていたかった内容です(笑)。来年もおそらくたくさんの仲間とサローネには行きます。出展はしなくても行く価値は十分に理解していますので。その時に自分が紡いだ糸が織成すカタチが見れるといいな。

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