14/08/01
14/08/01
シンクロナイズド。
近頃打合せなどで、こちらが用意したことと先方がその日に伝えたかったことが全く同じことが多々あります。
これも「距離感の近さ」が成せる技なのかも知れませんが、相手の都合を良く聞き、状況を観察する事で見えてくる部分も加味した提案だからだと思います。相手の側に立つことでようやくそれが理解できる。そういう事なのかも知れません。
物事は方向と強度である程度図解として分布できると私は考えます。強度も大切ですが、その方向性にこそコンサルタンシーな物の見方の本質があるような気がしてなりません。いくら弓を引く力が強くとも的を射なければそれは「はずれ」なのだと思います。ただ方向性がぴったりと合っていてそれでいて向こうの想像を超えるような強度が出せたならそれは「相手の期待を超える」という事なのではないでしょうか。
「そうきましたか」と相手が口をこぼすような変化を与える事も重要ですが、当てが外れたアイデアから価値を見出すのはとても難しい。変化を与えるにしてもそれなりのいい方向が必要だという事なのだと思います。相手の考えていることとこちらが考えていることの距離感がとても近いときにとてもうれしい気持ちになりますし、お互いが目指している方向性が揃うことで相乗効果を得やすくなると思います。