COMPOSITION 06 -READY MADE- を開催します。

2016年より弊社代表江口がディレクターを務めている、グループ展[COMPOSITION]の第六回目の展示を下記にて行います。会場にてお待ちしております。

COMPOSITION 06 -READY MADE-

http://composition.design/

主催:江口海里

参加デザイナー
CHELSEA HANA SUSILO / EN FURNITURE / KOKA / 江口海里 / 筒井喬之 / 小林遣 / 東山桐子 / 石上諒一 / 塚本裕仁
特別協力:WELD DESIGN STORE / 荒川技研工業株式会社

大阪展
会期:2024年9月13日(金)~9月16日(月・祝) 12:00〜19:00(最終日 〜17:00)
クロージングパーティ:9月16日 15:00~
会場:WELD DESIGN STORE (KAIRI EGUCHI STUDIO 1階)
住所:542-0066 大阪府大阪市中央区瓦屋町2丁目14−8
入場:無料

東京展
会期:2024年9月20日(金)~9月23日(月・祝) 12:00~19:00(最終日 〜17:00)
レセプションパーティ:9月20日 17:00~
会場:TIERS GALLERY by arakawagrip
住所:150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目7-12 TIERS 3F
入場:無料



06 READY MADE

「アキッレ・カスティリオーニ -自由の探求としてのデザイン-(多木陽介著 AXIS出版)」の中で、
イタリアの偉大な建築家でありプロダクトデザイナーのアキッレ・カスティリオーニは、その「美しい転用」とも言える技法「READY MADE」により、様々なプロダクトを生み出したとされている。

その背景に私は、戦後のものがない時代において「すでに在るものをいかにうまく転用するか」という社会への強いメッセージを感じる。新しい物や部品を作るということは、長い時間と大きなエネルギーを消費し、それが価格や生産数に転嫁されることへの危惧と、その後に訪れる作家性の高いデザインへのけん制のようにも感じ、それらは未来からその双方を眺めた時に一筋のつながりを感じる。

時は経ち、現代の「物あふれの時代」において、新しいデザインのためにわざわざ新しい部品を作らずとも、インターネットを見回せば溢れんばかりのすでにある「既製品」に用や美を見出し、それを基軸にデザインを構築し、「美しく転用」したならば、そこには共通した未来へのビジョンとポジティブなメッセージを見出せるのではないだろうか。

今回で6回目となる本展覧会は「READY MADE」と題して9組のデザイナーに、その素材や既製品の新しい可能性を引き出していただき、それぞれの視点と工夫、アイデアによりプロトタイプとして具現化されたものを展示する。

同時に「一度は見たことがあるかもしれないが、これまで意識してこなかった」であろう選定された既製品たちの、その本来の働きと意味、そして美を再度感じなおしていただければさらにこの展覧会が面白くご覧いただけると思う。

COMPOSITION

2016年に大阪ではじまったデザイナーを主体とするグループ展。
プロダクトデザイナーの江口海里が毎回テーマを設定し、新しいインスピレーションを発見し、素材や形状の可能性の最大化を目的とし、創造性豊かなコミュニティを形成する未来のために活動する。